カナナスキスが有料に
2021年6月1日より、カナナスキスが有料になります。
車両に対してKananaskis Conservation Passが必要となります。
オンラインでも購入が可能であるほか、インフォメーションセンターなどでの購入も出来るようです。
1日券は$15.00 1年券は$90.00
通り抜けの場合は必要ないようですが、停車、駐車する場合には必要となり、パスの購入がされていない場合には、罰金となるようです。
車両のライセンスプレートを登録する方式のようで、車載カメラによってライセンスプレートを認識し、パスの購入がされているか否かが判断されるようですので、カルガリー市内の路上駐車の取り締まり方法と同じ方式が導入されるのかもしれません。
2020年、新型コロナウィルスの関係から、海外旅行なり、街中で遊ぶことが出来なかったことから、山を目指した人が劇的に増えました。
しかしながら、普段から自然に配慮をした行動を取っていなかった人が山に押し寄せた為、ゴミの散乱や、駐車場以外への路上駐車などがおこり、自然を大きく破壊する行動につながってしまいました。
これらの、自然を保護する立場から考えた問題行動に対し、カナナスキスという素晴らしい自然を保全する為に必要な、これまでの州政府予算を超える部分に関しては、利用者にその費用の一旦を担ってもらうというのが目的のようです。
今回カナナスキスについて有料化されることで、一人一人の行動が自然に与える影響などを考えるきっかけになってほしいと思いますし、考えるきっかけになってほしいと思います。
ただ一つ懸念されるのは、今回の有料制度を設けることで、別の場所へ多くの人が殺到し、カナナスキスではない場所の自然などが破壊されることに繋がっては、イタチごっこになることから、もともと自然に対して敬意を払うことが無い人に、どのようにこの自然の貴重さなどを伝えていくのかが、中期的な政策として必要となってくるのではないでしょうか。
詳しくはこのサイトにて。
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