ロッキー1日観光(冬) ご夫婦

冬のロッキー観光は、夏とは一味も二味も異なる。
観光客の数が圧倒的に少ないだけではなく、その色合いも。

日本にはない色合いを見せる夏のロッキー。 しかし、冬は、どちらかというとモノトーンの世界。
雪の白と常緑樹のみどりが黒にみえて、水墨画の世界に近いかもしれない。

雪が音を吸収し、夏のにぎやかな音さえも聞こえない世界。
この時はまだこの地に寒波が来ていない為に、湖は凍っていませんでしたが、間もなく凍結する時期に入ります。
そしたら、湖も真っ白な世界へ。

レイクルイーズの駅では、貨物列車が通過。
200両を超える長い貨物列車は圧巻でした。

標高2000メートルを超えるボウレイクも、まだ凍っていませんでした。
降雪のこの日。
雪雲が下がって来た関係から、周りの山さえも見えない事も。

そんな景色や天候の中でも、お客様が楽しめるようにするのがツアーガイドの仕事。
人のいない静かなボウレイク。 夏に多くのお客様の写真スポットになるボウレイクの橋も、全く人が居ない様子。

冷えた体を温めるのは、やっぱり暖かいごはん。
運が良ければ、本物の薪を使っての暖炉に火がともっていることも。
カナダらしい、木をふんだんに使った内装のレストランの雰囲気もとってもいい感じ。

降雪日のモランツカーブも、とっても趣がある感じ。
貨物列車は通ってくれませんでしたが、カナダらしい景色の一つでもあると思います。

凍っている遊歩道を安全に歩くため、無料で滑り止めをお貸しして、渓谷をお散歩。
行きついた先には、小さな滝が。
この滝が、真冬には完全に氷に閉じ込められてしまいます。

朝、全く見る事が出来なかったキャッスル山も少し見ることができました。

1Aを通ってバンフに向かっていると、ミュールディアの親子が。 夏にはアッと言う間に森の奥に隠れてしまう野生動物も、この時期は結構長い時間見る事が出来ました。

立派な角をもったエルクの雄も現れました。

また別の場所で出てきたエルクの雄。
この個体はとっても大きかった。
久しぶりにここまでの大きさのエルクを見る事が出来ました。

ツージャックレイク
夏はSUPなどを楽しむバンフの住人が多い場所ですが、この時期は人が全くいない様子。

ミネワンカ湖は、この日見た湖で最も青く見えました。
山の中は降雪で一切太陽が見えない状況でしたから、バンフに戻ってきて青空が見えたことも影響しているでしょうね。

雄のエルクが角を交えていました。
夏とは全く異なる冬のロッキー。
モノトーンの世界も結構いいもんですよ。
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ツアー終了後、お客様よりメールを頂きました。
こんにちは。昨日お世話になった○○です。
雪の降る中、運転とご案内をありがとうございました。
お陰様で寒さも視界不良も構わず、楽しむことができました!
今回ご案内いただく中で改めて、地域のことをよく知りながら楽しむ観光の素晴らしさを思い出しました。
バンフの魅力はまだまだ知り足りないので、またいつか訪れることができたらと思っています。
その時にはまたご案内いただけたら幸いです。
楽しい時間をありがとうございました!
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こちらこそ、弊社ツアーをお選びいただきましてありがとうございました。
観光って、天候や気温に大きく左右されることもあると思いますが、どんな条件であっても、お客様に思いっきり楽しんで頂く。
それが実現出来て嬉しい限りです。