ハニーワイナリー視察

カウボーイトレイルから少し丘陵地帯を入った大自然の中にワイナリーがあります。
新緑のこの季節は若葉がとても綺麗。 秋には黄色い紅葉が綺麗でしょうね。

ワイナリーに到着すると、よくしつけをされた、優しい犬が早速のお出迎え。
オーストラリアのキャトルドッグに見えますが、あと何か混ざっているのかな?

一家で営むワイナリー。
実家は南フランスで7代続くワイナリーだとか。
アルバータの名産であるはちみつを使ってのワイン。
2013年創業、2018年からは、日本へ輸出も開始。

アルバータ州にもフルーツワインのワイナリーはあるが、大量の砂糖を使用しているのだとか。
はちみつを使わない手はない、とはちみつを25%も使用してのワイン。
はちと、花を知ることがとても大切なんだそうです。
はちみつからワインを。って聞くととても甘ったるいお酒に思えるかもしれませんね。
アイスワインや貴腐ワイン、梅酒をイメージされる方も居るかもしれませんが、あっさりとしたさわやかなワインで甘さはあまり目立ちません。 はちみつワインは、ブドウ酒よりも抗酸化作用が80-120倍あるらしいです。
5種類のワインの試飲をさせていただきました。
たんぽぽの花からとったはちみつで作ったワインが、一番はちみつの香りがしましたね。
アルバータ州の州花であるワイルドローズのはちみつで作られたワインは、後味にローズウォーターのような香りがあり、アジア系のの食事によくマッチングするのだとか。

将来の夢は、世界各国の特有の花かたとったはちみつでワインを作ることだそうです。
なかでも、日本の桜から取ったはちみつでワインを作ること。
桜ワインと名前も決めているのだとか。
創業したてでありながら、ワインの品評会でも入賞を繰り返すワインとして知名度も上がってきており、高級レストランからも取引依頼があるのだとか。
訪れた日の数時間前に、日本より輸入量を増やしたい旨の打診があったと喜んでいらっしゃいました。
日本人の口にもあうワインということでしょうね。
新しいワインの風が、カルガリーのすぐ近く、カウボーイトレイルに吹き始めている予感です。