紳士淑女なお二人

この日ご案内させていただたのは、とてもいい雰囲気の紳士淑女という言葉がお似合いの方でした。 ダンディーな振る舞いに、俳優の中井貴一さんを思わせるような雰囲気をもっており、見習いたいと思いました。

一日中、雷雨予報の中でしたが、観光場所では雨に降られることもなく何とか天気も持ちこたえてくれました。

夏の終わりを感じさせる気温ではありましたが、シャトーレイクルイーズの前には綺麗にガーデニングされた花を見ることも出来ました。

ホテル横にいるコロンビアグランウンドスクワレルのかわいらしい姿に、熱心に写真も撮られていらっしゃいました。

時折ご持参された双眼鏡を覗いて、ロッキーの山々の岩肌や地層をじっくり観察もされていらっしゃいました。

写真には撮ることが出来ませんでしたが、観光専用道路93号線に入るといきなりのブラックベアとの遭遇。

道路脇になっているベリーを無我夢中に食べるクマをじっくりと見ることも出来ました。 クロウフット氷河は低く垂れ込んだ雲に遮られて、しばらく待ちましたが見ることが出来ず、ボウレイクへ移動。 雲の切れ間からボウ氷河がほんの僅かの時間、顔をのぞかせてくれました。

透明度の高い湖の冷たい水をさわり、湖畔に建つロッジにある各種鹿類の角にも関心されていらっしゃいました。

天候は良いとは言えない状況ではありましたが、大雨にあうこともなく、また雨天の割には風がすくなく、ペイトレイクでは、湖面に周りの景色が映る状態でした。

湖左側から流れ込む氷河の解け水の色と、湖全体の色の異なりにも関心されていらっしゃいました。

ビッグヒルでは、20頭をこえるビッグホーンシープにも出会うことができ、多くの写真を撮られていらっしゃいました。

観光箇所ではメモをとり、全てに関して関心をもって観光を楽しまれていらっしゃいました。

氷河の上では若返りの水を飲まれておりましたが、水をすくった手の冷たさに驚かれているご様子でもありました。

アサバスカ氷河からの帰りは、大雨で視界の悪い状態ではありましたが、終始観光を楽しまれているご様子でもありましたし、朝見ることが出来なかったクロウフット氷河では、きれいな水色を見ることができました。

また、1Aではこの日二度目の熊も見ることが出来、自然の豊かさを実感していただくことができました。

バンフの街での食事のご案内など、お客様とも色々と観光以外のお話もできて、ご案内する側としてもとても心地よい一日となりました。

バンフ到着時間には1時間も遅れてしまいましたが、その分観光を楽しんでいただけたものと思います。

私のようにべらべらしゃべる者とは違い、物静かな中にも、男の渋さを持たれている方でした。

その日の夕方にお言葉を頂きました。

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とても丁寧に親切なご案内をして頂き、大変ありがとうございました。おかげさまで何とか天気にも恵まれ、楽しい旅行となりました。熊や羊に会えて良かったです。

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俳優の中井貴一さんの雰囲気を持つご主人様と、女優に例えることはできませんでしたが、かわいらしい奥様と。

紳士淑女な雰囲気のお二人をご案内させていただくことが出来、とても嬉しく思います。