カルガリーのスーパー事情
一部のメディアで、スーパーの棚に品物が戻り始めた。
という記事を見つけました。価格も一時期値上がり傾向にあったものの、通常価格に戻っていますという内容でありました。
では実際にはカルガリーのスーパーではどうなのでしょうか。

トイレットペーパーの棚と

ペーパータオルの棚
先週、開店と同時にいった時には若干の在庫がありました。
しかし店内はかなりの混雑ぶり。レジにもかなりの長蛇の列が出来る位で、パーソナルスペースを保つことなど出来る状況ではありませんでしたね。
今週は逆にお昼過ぎにスーパーへ行ったら、店内はガランとしていて、ゆったりと買い物が出来る状態でしたし、自然とパーソナルスペースを取ることもできる状況ではありましたが、その分棚もガランという感じでしたね。
カルガリーの人の方の中には、
「2週間ほど買い物に行かなくても良い位の買い物を済ませた。」と言うかたも散見されますので、出来るだけ外出せずに、感染拡大の防止となれば。という考えで買いだめをする方もいらっしゃるのだろうとも考えられます。
非常事態が宣言されるよりも少し前あたりから、パスタや缶詰などを中心に、ストックしていおいても困らない品物から、品薄状態になりつつあると耳にしていましたので、早めに買いだめをする人が居ることは承知していました。

パスタの棚もかなり在庫が切れている状況ですが、先週の状況を考えると、物によっては少し在庫があるんだな。という印象でした。
私は日本人ですので、パスタが無くても、うどんやそばやそうめんなど様々な麺類をおいしく食べることが出来ます。アジア系のスーパーでは、まだまだそれらの麺類が普通に売られておりました。
しかし、アジア系スーパーでもパスタの棚は品薄か、空になっていましたので、白人さん達もアジア系スーパーまでパスタを探して購入しているのかもしれませんね。

同じくパスタソースの棚。
パスタソースは作ればいい気もしますが、おそらくその為に新鮮な食材を手に入れる為に、外出をすることを考え、出来るだけの感染リスクを抑えようという考えのもの、パスタソースも出来るだけ日持ちのする物を購入しておこうという考えなのかもしれませんね。

粉類の棚もガラガラでした。
パンなどを自宅で作るという考えなのかもしれませんね。
これに対し、マイノリティーであるアジア系の方々が食すお米類はかなりの在庫が一般的なスーパーでも、アジア系のスーパーでもありましたので、日本食が北米でも市民権を得たと言えるほど当たり前にはなりましたが、それは外食での話であり、一般家庭にはまだまだお米までは浸透していないのでしょうね。
小麦粉などの買い占めと比べると、お米はまだまだ余裕がある状況ですね。

冷凍野菜のケースも空っぽでした。
一部冷凍食品は残っておりましたが、冷凍野菜は一切無い状況。
まぁこれも冷凍庫に入れておけば日持ちするのでということでしょうね。冷凍食品のピザなどはまだまだ残っていたことを考えると、冷凍野菜がこれほどにもなくなるというのは、少し疑問を感じる状況と言えるかもしれませんね。
最も驚いたのがこちらで、

卵売り場。
卵ってそんなに日持ちするものでは無いですが、中断の割れているものを除いては、下の段の12個入りのパックが4個ほど残っていただけ。
卵まで買い占め?
それとも発注ミス?
この卵の状況には、かなり???でした。
先週は、ほぼいつもと変わらない在庫状況であっただけに驚きでした。
牛乳、ヨーグルト、チーズなどは十分な在庫があっただけに、卵だけがこれほどまでに姿を消している状況が理解できませんでした。
先週に比べて、マスクをして買い物をしている人の数が増えました。
増えたと言っても、まだ5%位の人しかマスクをしている状況ではなかったですね。
来週にはマスクをしている人もかなり増えるのでしょうか。
物流については、通常通りと言われているわけですが、アメリカから入ってくる物については、アメリカ国内でも買いだめが横行している状況から、カナダに品が回ってくるのか、在庫が確保されるのには、少し時間がかかるのではないかと私個人的にには予想しております。
まぁ、お米があれば何とかなるかな?
って感じでしょうか。