厳戒態勢が続くも、冷静なカルガリー市民(新型コロナウィルス)

写真は、3月28日のスーパーの入り口の様子です。
ソーシャルディスタンスと言われ、感染防止の為に2メートル以上離れて並ぶことが求められていますが、まだまだ寒いカルガリーにおいても、外で皆さん2メートル以上開けて、入店規制を冷静に受け止めて待っています。
店内もレジの前には2メートルを示す線が引かれ、レジには、顧客と店員の間に大きなアクリル板が設置され、飛沫が直接お互いに届くことが無いようにされています。
アジア系の小さなスーパーにも、床に2メートルを示すテープが張られて、視覚的にソーシャルディスタンスがわかるように工夫されています。
日本では、自粛というだけで、批判をしている市民もいますが、カナダでは、生活に最低限必要な店舗以外は営業停止となっており、私自身も散髪に行きたいのですが、空いている店舗はありません。
それでもカナダ、カルガリー市民は皆さん冷静で、ヒステリーになることはありません。
世の中の動きや、必要なことを常に考えている国民性というのもあるのかもしれませんね。
選挙の前にはあちらこちらで井戸端会議が行われ、政治の話を公共の場で行うとことをタブーとされる日本とは異なり、常にカナダのこと、自分たちのことを考えているのです。
考えているからこそ、カナダ政府が取っている現在の政策について、冷静に判断していますし、カナダ政府も一度打ち出した政策も、再度吟味し、数日で細かい内容が変わることもあり、よく考える市民と、考えたうえで発言する市民と政府がじつにうまく対話をして、政策の調整を行っているように感じます。