アルバータ州 フロントラインの人材不足が始まる?(新型コロナウィルス)
アルバータヘルスサービスは、組織に所属するスタッフ全員に対し、職場の配置換えを行う可能性について通達をしました。
新型コロナウィルスと戦う最前線のスタッフについて、カナダでも新型コロナウィルスに感染し、戦線を離脱してしまう方々が増えていることから、最前線に余裕を持たせる意味合いも含めて、各スタッフの経歴に応じて、現在働いている場所から、かつての現場への移動が言い渡される可能性があることが、スタッフ全員に連絡が行われたようです。
カナダの医療現場では、患者と接する看護師から、資格をとって、事務方やマネージメントに移行するステップアップが行われることが当たり前にあります。
そんななか、現場を何年も前に離れ、事務方になった者についても、現場復帰をすることが求められているようで、新型コロナウィルスとの最前線で戦う方々がいかに過酷な現場で戦っているかを物語っていると思います。
飲みに行きたい。
仲間と遊びたい。
そんな気持ちもあるかもしれませんが、最前線で過酷な環境で、見ず知らずの人の健康や命を守るために頑張っている人がいるということを考えると、友人や大切な人に感染させないためにも、一人一人がその行動について考える、思いとどまる必要があるのかもしれませんね。一般人の我々には、見ず知らずの人の為に医療現場で、最前線で戦う力を持っていないのですから。
まだ感染者数がアルバータ全体で数十名程の段階から非常事態宣言を出したアルバータ州。他の州と比べてもかなり早い段階からの対応をしていましたので、実際にフロントラインに人材が足りない状況というよりは、その状況になることや、第二波が来ることを想定して、早めに現場復帰をさせて、いざという時に備えようという対応だと思われます。