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アルバータ州 まだまだ予断を許さない状況(新型コロナウィルス)

先日のアルバータ州のトップの会見をお聞きになった方もいらっしゃると思います。

他の州に比べて、感染者数の伸び率もそれほど高くないアルバータ州ですが、『このまま終わるとは考えられない。』というのが医療関係者や専門家の意見を踏まえての見解のようです。

アルバータ州には、早くても5月初旬、感染学的に考えると5月下旬に、恐らく最も多くの感染者が出るピークを迎えるであろうとのこと。

430万人住むアルバータ州で、最悪の場合は、3人に1人が感染する。

つまり感染者が150万人近くに達するであろうこと。

これは、4月8日現在のアメリカの感染者数の実に3倍にもなる数字であります。そして死者は最大で6000人を超える可能性があるとも。これはアルバータ州だけの話でカナダ全土の話ではありません。

アルバータ州の非常事態宣言から1か月が経とうとしていますが、感染者のピークは、早くて1か月後、感染学的に考えると、1か月半後に来るであろうとのこと。まだまだこの戦いははじまったばかりであり、ピークに達したあと、徐々に感染者が減り、緊急事態が解除されるには、それ相当の時間を要すると考えられます。

恐らく、アルバータヘルスサービスが、フロントラインへの現場復帰を徐々に行う方針を固めたのは、この先に来るであろうピークに備えて、医療崩壊が起きないように、あらかじめ準備を前倒しで始めようということなのでしょう。

医療現場で働く方々も、そしてフロントラインではなく、指揮官的に働く方々も、後手後手ではなく、最悪のケースを考えて、前もって準備をしている状況が見えてくると、カナダの補償制度と相まって、良い国だな。って思います。

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