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運行記録のデジタル化-6月12日から

カナダでは、2021年6月12日より、仕事用として使用される車両で、10人以上乗る設計となっている車両や、トラックなどについて、これまでの手書きの運行記録表から、デジタル式の運行記録機器による記録が義務化となります。


当初は2019年より義務化の予定でしたが、2度の延期を経て、2021年より正式にこの規則が稼働します。


延期された理由は様々ですが、最終的に、デジタル記録機器を提供する業者への政府公認制度も整い、正式に制度が開始されます。


企業によっては、未だ機器の導入をしていないケースもみられるようですが、6月12日から、この機器の搭載なしに車両を運行することは法令違反となり罰則金が設けられることになります。



弊社が利用している機器についても、正式に政府公認取得が完了しております。

2019年より弊社は、このデジタル化された機器を導入しておりますが、不正が出来ない仕組みや、車両の速度やルートも含めたすべての情報が事務所でも確認出来る事にとても満足しています。


車両を運行する者は、車両に取り付けられた機器とスマホのアプリで接続をすることで管理ができます。


車両のエンジンの稼働/不稼働の認識

車両の動きの検出(15メートル移動した場合自動検出)

車両の速度の記録

車両の位置情報の記録


これらを自動に行ってくれます。

運行者の休憩時は、アプリから休憩モードを選択する必要がありますが、運行再開の際には特になにもすることなく、自動的に運行モードへ入る為、アプリ操作が必要なく、車両の運行を感知してモード切替も行ってくれる為、大変楽に全ての記録を残すことが可能となります。


これまで、企業または個人によっては、運行記録の改ざんが出来たのですが、このシステムの導入により、過剰労働や、法令で定められた休息時間の確保など、規則を守らない場合には警告が発せられるので、車両を運行する者、車両運行を管理する者の両方が安心して仕事に臨むことが出来ます。


残念ながら、観光からバンフやレイクルイーズに帰るツアー会社の車両によっては、かなりの速度違反をしているケースも見られますが、車両速度も1分単位で記録されますので、速度違反があったことも、運行管理者/車両運行者の両方が確認することも出来ますので、より安全なツアー催行が可能になるでしょうし、無理なツアー催行は無くなるのではないかと思います。


2021年はまだ新型コロナウィルスの影響から、国境が閉鎖されている状況から、ツアーを再開出来ていないのが現状ですが、いつツアーを再開しても、弊社の車両はこのデジタル式の運行記録機器を2019年から使用しておりますので、ご安心いただけると思います。



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